卓球のフォアドライブが苦手な人必見!打ち方とコツ・練習法を解説

卓球のドライブの瞬間

「フォアドライブの威力に自信がない」

「フォアドライブが安定しない」

「フォアドライブの練習方法が知りたい」

フォアドライブは卓球の攻撃の中心ですが、身につけるのは意外と難しいものです。

それっぽいフォアドライブは打てるけど、相手のブロックを弾くような一発で決める強いフォアドライブは中々打てない人が多いのではないでしょうか。

そこで今回はフォアドライブの基本フォームから安定したドライブを打つコツまで解説しました。後半には、特殊なドライブも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

フォアドライブの基本フォームと打ち方

右利き選手がフォアドライブを打つフォームについて解説します。

フォアドライブの準備から打球までのフォームの流れは以下の通りです。

  1. 膝を少し曲げて重心を落とす
  2. 肘を伸ばさずに右ひじを引く
  3. ラケットの面を少しだけ外側に開きながらスイング開始
  4. ボールに被せるようにして斜め上方向にスイング
  5. 打球直後は顔の前でラケットを止めて、元のポジションに戻す

強い威力をボールに伝えるためには、打球点を体の真横ではなく、体の少し前方にしましょう。ボールがバウンドした直後にスイングを開始すれば、ちょうどよい場所で打てます。

手首の使い方

ドライブに回転をかける際に手首を意識する方が多いですが、まずは前腕を意識しましょう。

手首だけを強く意識すると腕だけで回転をかける、いわゆる手打ちになってしまう可能性が高いです。肘から先の前腕を、自分の体の方向にたたむようなイメージで打ってください。手首を振る必要はありません。

ドライブに威力が出ない時の解決策

『基本のフォームが身について打球も安定したけど威力が出ない!』

このような場合は重心移動を意識しましょう。

腕だけで打とうとすると威力は出ません。体全体を使って打つために、打球前に右足にしっかりと重心をかけて、腰を捻りましょう。ボールが体の近くに来るまで待つイメージを持ってみてください。

また、打球の瞬間にラケットを強く握り込むと回転が増すのでおすすめです。

フォアドライブを安定させる2つのコツ

ボールの回転が変わるとミスをしたり、ラリー中にバックからフォアドライブに切り替わるとミスをしてしまうことはよくありますよね。同じミスをしない様に、フォアドライブを安定させる2つのコツを紹介します。

  • 力を入れすぎない
  • 体重移動を利用する

フォアドライブを安定させるコツ1.
力を入れすぎない

まずは全身の力を抜きましょう。

チャンスボールがくると「フォアドライブを決めるぞ」と力を入れすぎてしまう人がいます。まずは心を落ち着かせて、基本フォームを意識しましょう。

そして威力のあるフォアドライブを打とうと意識すると力が入りすぎるので、力まず全身の流れを使って打つことを意識してください。

フォアドライブを安定させるコツ2.
体重移動を利用する

腕だけで打つ、手打ちのフォアドライブだと安定しません。

強烈な下回転や強力なドライブの打ち合いになった時に、負けてしまうでしょう。そうならないように、するには全身を使って打つことです。

打球前は右足に体重を乗せて、腰を捻って打つのと同時に、体重を前に移動させましょう。そうするとボールに体重が乗り、強くて安定したドライブを打てます。

卓球のフォアドライブ練習方法

フォアドライブのおすすめ練習方法を紹介します。

  • 下回転で多球練習
  • ブロックvsドライブ
  • 3球目攻撃

下回転で多球練習

マシンか練習相手に下回転を出してもらい、それをクロスコースとストレートコースにドライブで打ちましょう。

回転をしっかりとかけて、スピードもあるフォアドライブを身に付けるまでひたすら多球練習をします。最初は同じコースに配球してもらい、フォームが安定するまで続けましょう。

また下回転に慣れたら、上回転や横回転など様々な回転で多球練習がおすすめです。

ブロックvsドライブ

相手にバックかフォアでブロックをしてもらって、こちらが連続でフォアドライブを打つ練習です。

実力が近い相手との試合でフォアドライブ一発で点を取るのはなかなか難しいです。ドライブ1本目はブロックされることの方が多いでしょう。そうなった時に連続でフォアドライブを打つ練習です。

最初は決まったコースで行い、慣れてくればフォアドライブを打つコースは限定し、ブロックのコースはランダムにしましょう。そうすることでフットワークもしっかり鍛えることができます。どうしても厳しいコースはバックハンドドライブで打つという、柔軟さも意識しましょう。

3球目攻撃

最後は自分のサーブに対する相手のレシーブをフォアドライブで攻める練習です。

この3球目攻撃の練習の質が試合の結果に直結します。自分がフォアドライブを思い切り打てるコースにレシーブさせるサーブを考え、自分の強力な攻めパターンを身に付けましょう。

なお、「サーブが甘い場合はレシーブで攻めていい」という条件を付けると、緊張感のある練習になるのでおすすめです。

卓球のフォアドライブは5種類ある

ここまでは基本のフォアドライブを想定して解説してきました。実はフォアドライブには5つの種類があります。

  • 基本のドライブ
  • ループドライブ
  • カーブドライブ・シュートドライブ
  • ナックルドライブ
  • スピードドライブ

基本フォームを身に付けたら、ぜひ残りのフォアドライブも練習してみてください。

フォアドライブの種類1.
基本のドライブ

ここまで解説したシンプルな上回転がかかっているドライブです。

緩めの山なりな軌道でまっすぐ飛んでいきます。これを身に付けない限りは、試合で勝てるようにはなりません。

フォアドライブの種類2.
ループドライブ

基本のドライブより大きく山なりな軌道のドライブです。

ボールを下から上にすくい上げるように、強烈な上回転をかけます。強い下回転がかかっているカットマンのボールなどに対して、使うことが多いです。

上級者のループドライブは、わかっていてもブロックが弾き飛ばされる程の威力になります。

フォアドライブの種類3.
カーブドライブ・シュートドライブ

基本のドライブもループドライブも、まっすぐ前に飛んでいきますが、カーブドライブ・シュートドライブは左右に曲がるドライブです。

ボールの斜め上を擦るように打つことで、ボールは曲がります。ボールが曲がることでブロックの位置がずれて、甘い返球になったり、ブロックミスを誘うドライブです。

回転量が多いと、腕を伸ばしてもラケットが届かないぐらい曲がるのでドライブが曲がってきたら、ブロックの位置に注意しましょう。

フォアドライブの種類4.
ナックルドライブ

回転量が多いと見せかけて、ほとんど回転がかかっていない上回転をナックルドライブといいます。

速いスイングや体全体を使って上回転をかけているようにみせて、実際は回転が全くかかっていないとなると、ブロックしたボールはネットにかかります。

回転量が強いフォアドライブを持っている場合のみ、とても有効なドライブです。

フォアドライブの種類5.
スピードドライブ

基本のドライブより速く、軌道が直線的なドライブをスピードドライブといいます。

基本のドライブよりスピードが速いため、相手のブロックを抜ける可能性が高いドライブです。

打ち方の違いとしては、基本のドライブのように斜め上方向にスイングするのではなく、どちらかというと前方に向かってスイングします。また、打球の瞬間にラケットを強く握らずに、緩く持つのもポイントです。

速いドライブと遅くて回転がかかっているドライブを身に付ければ、とても強力な武器になりますね。

フォアドライブは相手の回転に合わせなくてはいけない

ドライブは打つボールの質によって、打ち方を細かく調整しなくてはいけません。多くの練習と試合を重ねて、様々なボールに対応した安定したドライブを打てるようになりましょう。

今回はまず下回転と上回転に対するドライブのコツを解説します。

下回転の球をドライブする時のコツ

下回転のボールをドライブする際は、下か上に持ち上げるように打つイメージを持ちましょう。

カットマンなどの強烈な下回転をドライブするときは、体全体を使って下から上に持ち上げるように打たなければ入りません。

打点をバウンド直後や頂点にするのではなく、頂点より少し後ろで打つようにするとドライブが安定するのでおすすめです。

上回転の球をドライブする時のコツ

上回転のボールに対して下回転同様に、下から上へスイングするとオーバーしてしまいます。

上回転のボールには、ラケットをボールにしっかりと被せるように打ちましょう。そうすることでボールがオーバーすることを防ぎます。スイング方向も斜め上方向より、前方向をイメージするといいでしょう。

まとめ

今回は、フォアドライブの打ち方について細かく解説しました。

フォアドライブは卓球の主な攻めの武器となるので、必ず身に付けましょう。また、基本のドライブだけでなくループドライブやナックルドライブを覚えると、試合での武器が増えるのでおすすめです。

カットマンのボールがドライブできないけど、練習相手にカットマンがいない場合はマシンを使いましょう。マシンを使えば、強烈な下回転を安定した配球で多球練習できます。

もしドライブに悩んでいる方は、マシンで黙々と練習して、周りを驚かせる急成長をしてみてはいかがでしょうか。

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