「巻き込みサーブ使ってみたいけど、打ち方わからない」
「自分で打つと弱い巻き込みサーブしかできない」
「巻き込みサーブで回転を打ち分けたい」
巻き込みサーブはプロも多用する強力なサーブなので、自分で打てるようになりたいですよね。けれど、回転が弱かったり、回転がバレバレだったりしてなかなか強力なサーブとして使うのは難しいですよね。
そこで今回は、巻き込みサーブの打ち方と練習方法まで解説してみました。
記事後半では、効率の良い練習方法も説明しているのでぜひ最後までご覧ください。
卓球の巻き込みサーブとは
ラケットを体に巻きつけるように打ち、体の内側にボールを巻き込んでいくように見えるサーブを、巻き込みサーブと言います。
巻き込みサーブの特徴は回転がわかりづらいことです。上回転系、下回転系のサーブをほとんど似たフォームで出せるため、フォームから回転を見抜くことが難しくなります。
とはいえ、打ち方自体はそれほど難しくないため、卓球初心者にもおすすめのサーブです。
巻き込みサーブが得意な卓球選手
巻き込みサーブはプロでもよく使います。
特に日本代表でもあった平野美宇選手が巻き込みサーブを得意としています。世界卓球やオリンピックの大事な場面では、巻き込みサーブで相手の甘いレシーブを誘い、3球目攻撃で点を取っているところをよく見ますね。
平野美宇選手以外にも、同じく女子日本代表だった伊藤美誠選手なども巻き込みサーブを使います。男子でも水谷隼選手が使っていることもありました。
プロでも大事な場面で使うほど、強力なサーブが巻き込みサーブです。ぜひ習得して、試合で活躍しましょう。
卓球巻き込みサーブの打ち方とコツ
では、巻き込みサーブの打ち方とコツを順番に解説します。巻き込みサーブは回転の種類や回転量も大事ですが、何よりもフォームが重要です。フォームをイメージしながら、読んでみてください。
ラケットヘッドを横に倒し、台に垂直構える
まずはラケットヘッドを横に倒し、腕・手首・ラケットの先端が一直線になるように構えましょう。
ラケット面は卓球台に対して90度の垂直に立てましょう。肘も90度に曲げて、体の側面に沿わせてください。
トスと同時に肘を後ろに引く
トスはなるべく体の近くで行うのがコツです。ラケットと体が近くなり、打球の瞬間が相手に見えづらくなるからです。
トスと同時に肘を引きましょう。ラケットが体の裏側に隠れて、相手から見えなくなるようにしてください。またラケットと肘だけでなく、体全体の体重も後ろに移動させます。
利き手側の腰で打つイメージでスイング
右利きであれば右腰、左利きであれば左腰でボールを打つイメージで、ラケットを体に巻きつけるようにスイングしましょう。
打球の瞬間に手首を内側にスナップさせることで回転量が増えます。体に腕とラケットを巻きつけるように打ちながら、手首で回転をかけることを忘れずに。
逆横上回転・逆横下回転の出し方
逆横上回転はボールの右斜め上にラケットを当てます。そして打球の瞬間に手首を上方向にスナップさせましょう。そうすれば、伸びるような上回転系のボールが出せます。
反対の逆横下回転は、ボールの右斜め下にラケットを当てます。上回転同様、打球の瞬間に手首を下にスナップさせましょう。
回転をかけることを意識して大袈裟に手首を動かして、回転がバレてしまわないように注意しましょう。
打球直後の動きで回転がバレないように注意
サーブを打った後のラケットと腕の動きに注意してください。
上方向に手首をスナップさせたから、そのままラケットと腕を上方向に流していけば上回転をかけたことがバレてしまいます。
逆上横回転も逆横下回転もなるべく同じフォロースルーになるように注意しましょう。フェイクモーションで相手を騙すなら、あえて大袈裟に同じフォロースルーにするのもおすすめです。
逆横上回転、逆横下回転でも打球直後にラケットを上げたり、台の下に隠すなどが有効ですね。
巻き込みサーブのおすすめ練習法
巻き込みサーブの打ち方がわかれば、試合で使えるようになるまで練習しましょう。おすすめの練習法をステップ順に紹介します。
Step1.
回転だけをかける練習をする
まずは台上でなくていいのでボールに回転をかける感覚を掴みましょう。
「ボールを切る」という感覚がわからない方は、ここから始めてください。
ボールに対してスピードや威力を与えずに、回転だけを与えることを意識して回転をかけてみましょう。上方向に打ち上げてもいいですし、カットマンのようにカットしてもいいです。
回転だけをかける感覚をつかんでください。おすすめは自分の真上に回転をかけたボールを真っ直ぐあげる練習です。
Step2.
台上で実践練習をする
回転をかける感覚がなんとなく掴めたら、巻き込みサーブを打ってみましょう。
最初はサーブが入らなくても良いので、正しいフォームの習得を最優先にしましょう。慣れてきたら、上回転系と下回転系を同じフォームで打ち分ける練習をしてください。
Step3.
短いサーブと長いサーブの使い分けを身につける
回転の打ち分けができたら、最後はサーブの長さの打ち分けです。
全く同じフォームで、長いサーブと短いサーブを打ち分けられるようになりましょう。強い回転の短い巻き込みサーブは返球しづらいため、それに慣れさせて突然長いサーブを出せば、かなり効果的でしょう。
長いサーブを出すときは、ある程度スピードが速いサーブになるように気をつけましょう。
まとめ
今回はプロが試合でも使用する巻き込みサーブを紹介しました。
巻き込みサーブは全く同じフォームで違う回転を出せるようになれば、とても強力なぶきになります。同じフォームで回転を打ち分けるのは、難易度が高いので何度も練習しましょう。
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