【公式戦に出る前に】卓球の反則をプレー中から用具まで徹底解説

ネットの前に止まっている卓球ボール

「公式戦に出るんだけどルールが心配」

「卓球の反則ってなにがあるのか全然知らない」

「サーブの時の反則を覚えておきたい」

卓球の基本的なルールは知っていても、細かく反則まで把握してる人は少ないですよね。

特に卓球初心者であれば早めに覚えておきたいポイントです。そこで今回は卓球の反則の一覧と初心者が特に覚えておくべき反則についてまとめました。

ぜひ最後までご覧ください。

卓球の基本ルールをおさらい

ラケットを使ってボールを相手のコートに1バウンドで返球を互いに繰り返して、返球に失敗した場合相手に一点入る、これが卓球の基本ルールです。

サーブの際は自分のコートにも1バウンドさせる必要がありますが、ラリー中は全て相手のコートに1バウンドさせて返球します。そのため、相手のボールが自分のコートに1バウンドする前に返球するのもルール違反となり、失点になります。

1ゲームは11点先取。3ゲームマッチ2ゲーム先取、5ゲームマッチ3ゲーム先取、7ゲームマッチ5ゲーム先取など試合時間は大会によって変わります。

卓球における反則の種類

概要:試合中、サーブ、用具、ダブルスなど場面によって様々な反則がある事を解説

相手のコートに1バウンドで返球するのが卓球ですが、様々な場面で細かなルール、反則があります。反則は主に5つの種類に分けられます。

  • サーブ中
  • ラリー中
  • ダブルス時
  • 休憩やゲーム間
  • 用具

初心者や学生レベルの試合(審判も同じ選手)であれば、休憩の細かいルール等は気にしなくても大丈夫な場合が多いです。サーブやラリー中のルールは試合の進行に関わるので、必ず覚えておきましょう。

卓球の試合中の反則

まず初めにラリー中や試合全体の中でやってはいけない反則について紹介します。

試合中の反則1.
ラケット以外でボールを打つ

当然ですが、ボールはラケット以外で打ってはいけません。ラケット以外の道具を持ち込むのも、肩や足で打つのもルール違反になります。

試合中の反則2.
卓球台を動かす

試合中に卓球台を動かしてはいけません。ネット付近にボールが落ちて身体を前に持っていく際には注意してください。身長が低い方は台に体をぶつけてしまって、台を動かしてしまう恐れがあります。

試合中は誰もが必死になりますから、意外と起きやすい反則です。練習中に身体が台にぶつかりがちな方は注意しましょう。

試合中の反則3.
ラバーが貼られていない面で打つ

ペンラケットの方は片面にラバーが貼られていないことが多いでしょう(ラバー貼ってる方もいます)。ラバーが貼られていない面で打つのは反則です。ちなみに、バレないように打っても打球音ですぐにバレます。

試合中の反則4.
大声等の妨害行為

卓球はメンタル競技と言われるほど、プレッシャーが強い競技。ラリーは高速で、一瞬の判断が命取りになり、ミリ単位のミスで失点するからです。自分を奮い立たせるために声を出す選手は多いですよね。

しかし、あの声出しをラリー中に行うのは反則です。また相手がサーブを打とうしている時も禁止です。直前ならいいですが、トスをあげてからは声を出さないようにしましょう。

また、得点した時に声を出すこと自体は問題ありませんが、その声出しの仕方が相手への挑発や妨害行為と判断されることもあるので注意しましょう。

試合中の反則5.
同時に2回ボールを打つ

一度ラケットで打球したボールがラケットから離れる前にラケットを再度ボールに当てるのは反則になります。これを狙ってやるのはかなり難しいですが、初心者は意外とやりがちです。

フォームが乱れていたりすると2度打ちが起きてしまうので、しっかりと正しいフォームを身につけるようにしましょう。

試合中の反則6.
ネットに触れる

試合開始から試合終了までネットに意図的に触れるのは反則になります。なぜならネットの高さや張り具合を変化させたと判断されるからです。

ラケットが触れたなどは反則にならないので、意図的に触ることだけは注意しておきましょう。

試合中の反則7.
卓球台に手を置く

ラリー中に卓球台に手を置くのは反則です。ネット付近の短いボールに手が届かない選手は手を置いてしまいたくなりますが、反則になるので注意しましょう。

互いのサーブが始まるまでは卓球台に手を置いても問題はありません。

卓球のサーブ時の反則

次は互いのサーブ時の反則を紹介します。サーブ時の反則が一番起きやすいので、よく覚えておきましょう。

サーブの反則1.
相手が準備する前にサーブを出す

相手がレシーブの準備をしていない状態でサーブを出すのは反則です。流れがいい時や調子がいい時は早くサーブをしたくなりますが、必ず相手の状態を一度確認してからサーブをしましょう。

特に相手が以下の状況であれば、サーブを出すのはやめましょう。

  • 相手が構えていない
  • 相手が台の方に身体を向けていない
  • 相手が明らかに集中していない

サーブの反則2.
ボールを握った状態でサーブを出す

サーブのトスをあげる直前、ボールを手のひらにおいて相手に見せます。その際に手のひらをオープンにしておらず、握った状態でトスをすると反則です。

最初は手のひらを完全に開いた状態でトスをすることに慣れないと思いますが、反則していないかよく確認されるタイミングなので、強く意識しましょう。

サーブの反則3.
サーブのトスが16㎝未満

手のひらをオープンにしているかだけでなく、トスの高さも重要になります。トスの高さが16cm未満だと反則です。

大体自分の目線より少し上あたりまでトスをあげれば、問題はありません。

サーブの反則4.
サーブのトスが曲がっている

トスが斜めに上がったり、曲がったりすると反則になります。必ず手のひらから真上にあげて、真下に落ちてくるようにトスをしましょう。

真上に投げるのも慣れていないと難しいので、初心者の方はたくさんサーブ練習をしてトスに慣れておきましょう。

サーブの反則5.
打球の瞬間が見えない

打球の瞬間を腕、身体、服などで隠すのは反則です。打球の直前や直後にどんな動きをしてもいいのですが、打球の瞬間は必ず相手に見せましょう。そうしなければ相手はサーブの回転がわからず、とても不利になるからです。

回転を相手にバレないようにするには、打球の瞬間を隠すのではなく、打球するラバーの場所や手首の回転、打球直後のラケットと腕の動きで相手を惑わしてみましょう!

サーブの反則6.
台の上でサーブをする

サーブは台より後方で行います。台の上に手のひら、ボールがくる状態でサーブをやってはいけません。

サーブ直前にボールを握りながらコートで数回バウンドさせる選手は多いですが、サーブ自体は台上でやってはいけないので、注意しましょう。

卓球の用具に関する反則

卓球は試合の最初に互いのラケット、ラバーを交換して確認します。その際に反則があり指摘された場合、ラケットを変えなければ試合はできません。そうはならないためにも、用具に関する反則もしっかり覚えておきましょう。

用具の反則1.
両面が同じ色

ラバーは赤と黒の2色をどちらも使用しなくてはいけません。両方黒色、両方赤色は反則になります。なぜなら、色が同じだとフォアとバックどちらで打ったかが非常にわかりづらくなるからです。

ちなみにフォアだから赤色、バックだから黒色という決まりは全くありません。試合中に使う面を入れ替えても問題ありません。

用具の反則2.
ラバーが平坦になってない

ラバーが凸凹していれば、その箇所に当たったボールはイレギュラーな動きをしてしまうため、平坦でないラバーは反則になります。

特にラバーを自分で張り替えている人は、凸凹になりやすいので注意しましょう。

用具の反則3.
ラバーに傷や凹みがある

↑の反則と同様にラバーが凹んでいたり、破れている箇所がある場合は反則になります。長く使っているとどうしても傷ついたりしてしまうので、公式戦前は注意しましょう。

用具の反則4.
特殊な接着剤やラバークリーナーを使っている

ラバーによって打ったボールの回転やスピードは大きく変わります。回転がよりかかりやすくなるようなラバークリーナーや、より強い球が打てるような接着剤は禁止です。

いわゆるドーピング行為のようなものなので、絶対にやらないようにしましょう。

卓球のその他反則

ここからは意外と知らない人が多い重要な反則を紹介します。

その他反則1.
ダブルスで一度打った人が連続で打つ

当然ですが、ダブルスは交互に打たなくてはいけません。一度打った選手は相方が打ちやすい様にすぐに台から離れましょう。

その他反則2.
非公認のユニフォームを着用する

公式戦では日本卓球協会が公認しているユニフォーム以外は着用できません。

卓球のショップで購入したユニフォームならほとんど大丈夫ですが、首や裾周りに「JTTA」というタグがついているかを確認しましょう!

その他反則3.
試合の合計得点が6の倍数以外でタオルを使う

試合中に汗を拭いたりするのは、互いの合計得点が6の倍数になった時のみです。

  • 2-4
  • 3-3
  • 6-6
  • 9-3
  • 8-10

など、6の倍数になった時にタオルで汗を拭いたり、滑りそうなグリップを拭きましょう。

ただし、メガネやボールが汗などで濡れてしまった場合は、審判に許可を得れば、タオルの使用が認められます。

卓球で意外と反則ではないこと

反則に思えるけど実は反則じゃないことを紹介します。

反対の手に持ち替えて打つ

右利きの人がラリー中にラケットを左手に持ち替えるのは反則ではありません。

プロの丹羽選手がたまにラケットを左手に持ち替えるのを見たことがある方もいるかもしれません。当然ですが、ラケットコントロールの精度がかなり落ちるのでおすすめはしません。

また、相手にも「舐められてる」という印象を与えてしまうのでよっぽとのことがない限りは持ち替えたりするのはやめましょう。

手首より先の身体で打つ

最初に「ラケット以外でボールを打つの反則」と紹介しましたが、実は手首より先はラケットと同じ扱いになります。

手首と手のひら、指等に当たっても問題ありません。手首より下の前腕や肘は反則になるので注意しましょう。

卓球初心者が公式戦前に絶対覚えておくべき反則

最後に、ここまで紹介した反則の中から「公式戦に初めて出る際には絶対に覚えておくべき反則、ルール」を紹介します。ここで紹介する5つの反則だけは必ず覚えてください。

大声や不要な動きをしない

ラリー中やサーブ中に声を出すのはやめましょう。ラリーが終了した直後なら問題ありませんが、ラリー中は妨害行為になってしまうので気をつけてください。

また、試合中に不要な動きをするのも控えましょう。ジャンプ等は問題ありません。

プレー中に卓球台に手を触れる

ネット側の短いボールを打つときはついつい台を触ってしまいがちです。審判が厳しい場合は、反則を指摘されてしまいます。練習中から意識して、本番では台に触れないように徹底しましょう。

相手が準備する前にサーブを出す

卓球の試合は緊張したり、集中しすぎると周りが見えなくなりがちです。それだけの精神的プレッシャーや集中を求められるからです。

そうすると相手のことが見えなくなり、相手の準備前にサーブを打ってしまう事があります。サーブ前は必ず一呼吸入れて、自分のメンタルを整えるように意識しましょう。

サーブのトスが16㎝より低い

サーブ練習を十分にやっていないと、試合本番でトスが低くなったりします。サーブのトスが低すぎると初心者同士の大会でも反則を指摘されるので、十分気を付けましょう。

反対に相手のトスが低すぎれば、審判に伝えても全然問題ありません。ただ、トラブルに発展する可能性もあるので明らかに低すぎる場合のみ、伝えるようにしましょう。

ラバーが凸凹している

試合開始直前に相手とラケットを交換し、互いにチェックする場面があります。その際に、相手から「ラバーが凸凹している」と指摘されてしまえば、ラケットを替えなくてはいけません。

新しいラケットを使うと打球感、スピードも変わってきます。調子もくるってしまうので、ラバーの凸凹は事前に必ずチェックしておきましょう。

まとめ

今回は卓球における反則を紹介しました。基本的なルールは簡単で覚えやすい卓球ですが、サーブなどは細かいルールがあるのでしっかり覚えておきましょう。

細かいルール、規則については日本卓球協会のホームページで確認できるので、心配な方は試合前にチェックしておきましょう!

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