卓球のYGサーブとは?やり方のコツやメリット・デメリット、由来も解説

卓球のラケットに当たるピンポン玉

「相手が突然YGサーブを打ってきて、まったく返せなかった」

「YGサーブって聞いたけど、実際どうやって打つの?」

「サービスエースが取れるようなサーブを打ちたい」

卓球の試合では、サーブでどれだけ優位に立てるかが勝敗を左右します。そのため、強力なサーブを習得したいと思う方も多いでしょう。

特にYGサーブは、強い回転がかかっていながらも見極めが難しく、非常に効果的なサーブの一つです。しかし、簡単に打てるものではありません。

そこで今回は、YGサーブの打ち方やコツ、練習方法までを徹底解説します。記事の後半では、YGサーブを使って試合を優位に進めるための戦術も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

YGサーブとは?

YGサーブとは、逆横回転をかけるサーブの一種です。

このサーブの最大の特徴は、独特な手首の使い方により、強い逆横回転を生み出せる点です。逆横回転とは、右利きの選手の場合、ボールが反時計回り(左回転)に回転することを指します。

巻き込みサーブも同様に逆横回転をかけますが、YGサーブは手首を大きく使えるため、より強い回転を生み出すことが可能です。この強烈な回転こそが、YGサーブ最大の武器といえるでしょう。

YGサーブの開発者と由来

YGサーブは卓球における高度な技術の一つで、逆横回転をかけるフォアサーブを指します。1990年代にヨーロッパの若い世代(Young Generation)の選手たちが使い始めたことから、「YGサーブ」と呼ばれるようになりました。日本では「ヤンジェネ」と呼ばれることもあります。

比較的新しい技術ではありますが、現在では標準的なサーブ技術のひとつとして定着しています。ただし、その打ち方は独特であり、マスターするには時間と練習が必要です。

YGサーブのラケットの持ち方

YGサーブを打つ際のラケットの持ち方は、通常のシェークハンドグリップとは少し異なります。正しいグリップは回転の強さと精度に大きく影響するため、しっかり理解しておきましょう。

基本のグリップでは、人差し指と親指でラバーの根元を挟み込むようにラケットを握ります。これにより、手首を大きく使ったスイングが可能になり、強い回転をかけられます。最初は違和感があるかもしれませんが、練習を重ねるうちに慣れていきます。

また、サーブによって持ち方を少し調整することもあります。前方へスイングする場合は、人差し指をラケットの曲線に沿わせ、中指・薬指・小指を軽く丸めて握ります。エンドラインと平行にスイングする際は、人差し指に加えて中指もラバーに当て、「ピース」をするような形にする場合もあります。

YGサーブは構えから打球までの動作が独特なので、まずはグリップをしっかりと身につけることが第一歩です。

YGサーブの種類と出し方

YGサーブには主に以下の4種類があります:

  • 下回転系
  • 上回転系
  • ナックル系
  • ロングサーブ

それぞれの出し方と特徴を見ていきましょう。

下回転系YGサーブ

下回転系YGサーブ(逆横下回転)は、最も使用頻度の高いタイプです。強い下回転と横回転を組み合わせ、相手のレシーブが浮きやすく、3球目攻撃に繋げやすいのが特徴です。

以下が下回転系YGサーブの出し方です

  1. YGサーブの基本グリップで構え、あらかじめ手首を内側に30°ほど曲げておきます
  2. 肘を高く上げ、脇を開けておきます(握り拳が余裕で入るくらい)
  3. トスを上げると同時に、さらに脇を開いて肘を大きく突き出します
  4. 肘は手首・ラケットよりも高い位置にしましょう
  5. 脇の空間にラケットを入れるようにバックスイングし、同時に手首を最大限まで内側に曲げます
  6. ラケット面を水平に保ちながら、ボールの下側を捉えます
  7. 曲げた手首を思い切り戻し、前方向にスイングしてボールを打ちます。

姿勢を低くして、できるだけ低い位置でボールを捉えることが重要です。

下回転系YGサーブは、相手にとってレシーブが難しく、特に台上で短く止まるようなサーブを打てると非常に効果的です。試合での使用頻度が最も高いので、まずはこのサーブからマスターしましょう。

上回転系YGサーブ

上回転系YGサーブ(逆横上回転)は、バウンドに伸びるので相手のタイミングを外す効果があります。

以下が上回転系YGサーブの出し方です

  1. 基本的な構えとバックスイングは下回転系と同様です
  2. ボールの右側(後ろ)または右斜め後ろを捉え、ラケット面をやや傾け、ボールの上側を後ろから前に向かって擦るように打ちます
  3. スイングはエンドラインに沿った方向にし、手首を跳ね上げてラケットの先端が右を向くようにして、体から離れるように外側に振ります。

下回転系と同様、脇のスペースや手首の曲げが重要なので、そこを忘れないようにしましょう。

ナックル系YGサーブ

ナックルとはほとんど回転がかかっていない状態のことです。下回転系の強力な回転とみせかけて、ほとんど回転がかかっていないナックル系サーブを打つと、相手のレシーブが浮くので、他の回転に見せかけて打つのがポイントです。

以下がナックル系YGサーブの打ち方です

  1. 基本的な構えとバックスイングは下回転系と同様です
  2. ボールの後ろを捉えて、打球の瞬間は手首を振るのではなく固定して前に押し出します
  3. 押し出した後に手首を振って、回転をかけたようにみせます

手首を振って擦ってしまうとどうしても回転がかかるため、打球の瞬間だけは手首を軽く固定して、ラケットをボールに当てるだけにしましょう。そのままだとナックル系だとバレてしまうので、打球の直後にしっかりと手首を振る動きを見せることがポイントです。

ロングYGサーブ

ロングYGサーブは、相手コートの奥深くに打つサーブです。短いサーブに慣れた相手の意表を突くのに効果的です。

以下がロングYGサーブの打ち方です

  1. 構え方は下回転系と同じです
  2. ラケットの先端を下にして面を立て、ボールの真後ろをとらえます。勢いよく前に飛ばすように打ちます
  3. 1バウンド目が台の端ギリギリになるように打つのがポイントです

ロングサーブは自分のコートでのバウンドの位置が非常に重要です。台の端ギリギリに落とすことで、ネットを超えて相手コート奥まで届く安定したロングサーブが出せます。

YGサーブのメリット6つ

YGサーブのメリット1.
回転の種類が相手にわかりにくい

YGサーブの最大の特徴は、ほぼ同じフォームから異なる回転のサーブを出せることです。ラケットの角度や接触位置の微妙な違いだけで回転が変わるため、相手からは何の回転がかかっているのか見極めづらいというメリットがあります。

特に上回転と下回転の判別が難しく、相手にとって非常に厄介です。左右の回転の見極めができなくても台の真ん中を狙えばとりあえず返球できる場合もありますが、上下の回転を判別できないと、ネットミスや浮いたボールになってしまうことが多いでしょう。

また下回転サーブとナックルサーブをほぼ同じフォームで打ち分けると、相手は回転を読み間違えてレシーブミスを犯しやすくなります。

1つのフォームからこれだけ多彩なサーブができるのは、大きなメリットですね。

YGサーブのメリット2.
サーブの長さがわかりにくい

YGサーブは、手首から先を素速く動かして打つため、スイングがコンパクトで短時間です。そのため、相手はサーブの長さを予測しづらくなります。

通常のサーブでは、短いサーブと長いサーブではフォームや打点が異なることが多いですが、YGサーブではラケットの接触の仕方を変えるだけで、ボールの速度や飛距離をコントロールできます。このため、相手は前に詰めるべきか下がるべきか判断に迷い、体勢を崩しやすくなるんです。

特に下回転系YGサーブは、短く止まったように見えて、実は台奥まで伸びるような変化をつけることも可能です。このような予測しづらい長さのコントロールが、YGサーブの大きな武器となりますね。

YGサーブのメリット3.
強烈な回転をかけることが可能

YGサーブは、その独特のグリップと手首の使い方により、通常のサーブよりも強い回転をかけることができます。特に手首を大きく使うため、巻き込みサーブなどの他の逆横回転系サーブよりも強力な回転をかけることが可能です。

強い回転がかかったサーブは、相手のコントロールを難しくし、レシーブを第一に考えさせます。その結果、返球の長さやコースが甘くなり、3球目攻撃のチャンスが生まれるでしょう。

強烈な回転をかけられることは、YGサーブが多くのトッププレイヤーに採用される理由の一つと言えますね。

YGサーブのメリット4.
長く返球されやすい

YGサーブには強い回転がかかっているため、相手はコントロールが難しくなります。そのため、まずは確実に返球することを優先して、長さやコースが甘くなりがちです。

特に下回転系YGサーブでは、強い回転に対応しようとするあまり、相手のレシーブが長くなりやすい傾向があります。長いレシーブは、3球目攻撃のチャンスボールとなります。ストップレシーブがされにくいことから、3球目で攻勢に出やすいですね。

YGサーブのメリット5.
フォア側に返球されやすい

YGサーブの逆横回転は、相手のラケットに当たると左側(自分から見て右側=フォア側)に飛びやすくなります。相手としても、回転に逆らうレシーブはミスの可能性が高いため、回転の方向に沿って返球することが多くなるため、フォア側に相手のレシーブが集まります。

これにより、フォア側に返球されることを予測して、3球目攻撃の準備をより的確に行うことができるでしょう。特にフォアハンド主体の選手にとっては、フォアで3球目攻撃ができるため、非常に有利なサーブといえますね。

YGサーブのメリット6.
サービスエースが狙える

YGサーブは、その独特の回転とスピードの組み合わせにより、相手がまったくレシーブできない「サービスエース」を狙える可能性が高いサーブです。

回転の種類や長さがわかりにくく、強烈な回転で威力があるため、レシーブに慣れていない相手には特に効果的ですね。また、YGサーブを使う選手はまだ比較的少ないため、このサーブのレシーブに慣れていない選手も多いでしょう。

特に短い下回転系YGサーブや、フォアとバックの間を狙った横回転系YGサーブは、相手の反応を遅らせ、空振りやエッジミスを誘発しやすいです。また、ロングYGサーブを予測外のタイミングで使うことで、相手の準備が整わないうちにポイントを奪うチャンスも生まれます。

YGサーブを使うのであれば、回転量や種類を自由自在に操って、サービスエースを取れるようになりたいですね。

YGサーブのデメリット

YGサーブの最大のデメリットは、回転の種類やコースが限定されてしまう点です。まず、YGサーブは独特のスイングフォームを持つため、打つ直前に変更が難しいという特徴があります。例えば巻き込みサーブであれば、打つ直前に動きを変えて順回転サーブにすることもできますが、YGサーブでは難しいでしょう。

また、YGサーブはスピードの速いロングサーブを出すことも比較的難しいです。手首を中心に使うため、腕全体の力を十分に活用できないからです。

さらに、相手のバック側に出す方が簡単で、フォア側に高精度で出すことは難しい傾向があります。バウンドの高いボールや回転の弱いYGサーブをフォア側に出すと、強打されるリスクが高まるからです。

そのため、YGサーブの構えに入った時点で「バック前に短い逆回転サーブが来る」と相手に予測されやすくなるという大きなデメリットがあります。

さらに、YGサーブは習得の難易度が高いという点も挙げられます。特殊なグリップと複雑な動作を要するため、安定して打てるようになるまでには時間と練習が必要でしょう。

YGサーブのやり方のコツ

難易度の高いYGサーブには4つのコツがあります。

  • トスを安定させる
  • 手首のスナップを効かせる
  • 指でボールを擦る感覚を掴む
  • 体の回転、体重移動を使う

YGサーブを武器にしたい方は、ぜひ参考にしてください。

YGサーブのコツ1.
トスを安定させる

安定したYGサーブを打つには、安定したトスが欠かせません。

トスの高さは20~30cm程度が理想的です。高すぎるとコントロールが難しくなり、低すぎると十分な回転をかける時間がなくなってしまいます。トスの位置も重要で、体の前方、やや利き手側の打ちやすい位置に落としましょう。

トスを安定させるコツとして、手首ではなく腕全体でボールを上げることが挙げられます。手首でトスを上げようとすると、ボールに回転がかかりやすくなるためです。地味な練習ですが、安定したトスは質の高いYGサーブの基礎となります。

YGサーブのコツ2.
手首のスナップを効かせる

YGサーブは手首のスナップがとても大切です。ほとんど手首のみでラケットを動かすため、手首のスナップが十分でないと、ボールにパワーが伝わらず、安定しません。

打つ直前には手首を最大限内側まで曲げておきましょう。そうすることで、より強い回転をかけられます。力を入れすぎると手首の動きが硬くなるので、基本的にはリラックスさせましょう。打つ瞬間にグッと力をこめるイメージがおすすめです。

YGサーブのコツ3.
指でボールを擦る感覚を掴む

YGサーブのグリップは指でラケットを持つため、ラケットが指の延長のようなイメージをまずは持ちましょう。

その延長された指をボールに当てるのではなく、ボールを擦る感覚がとても重要です。ラケットに当てる感覚だとパワーは伝わりますが、回転はかかりません。反対に、擦るだけだと回転はかかるけど前に飛びません。

最低限の飛ばすパワーを加えつつ、極力ラケットをボールに擦らせる感覚が大切です。そのためには最初は動作をゆっくりにして「ラケットをボールに当てる」ではなく「ラケットをボールに擦る」を掴んでいきましょう。

YGサーブのコツ4.
体の回転、体重移動を使う

YGサーブは手首のみが重視されがちですが、体全体の動かし方も重要です。

体重移動を使う事によってより回転、パワーをボールに伝えることができます。右利きの選手であれば、サーブを打つ際に右足から左足へと体重を移動させましょう。

その際に腰や体の内側に近い位置で打球できると、体の回転が使えるのでおすすめです。

YGサーブがうまくいかないときの対処法

YGサーブは難易度の高いサーブなので、何度練習してもうまくいかないことがあるでしょう。YGサーブでよくある失敗とその対処法を紹介します。

空振りをしてしまうとき

YGサーブの持ち方や手首の使い方に慣れていないと、トスを上げても空振りしてしまうことがあります。

最初の対処法としては「横向きではなく正面向く」がおすすめです。YGサーブの持ち方と手首の動かし方でボールに当てることを最優先にしてください。まずは10回やって10回ラケットに当てる練習です。

その後は、再び横向きに戻りましょう。そして、トスしたボールから一切目を離さないことが大切です。また、目を離さないためにも動作やトスのスピードを遅くすることもおすすめです。

ボールが高くバウンドしてしまうとき

YGサーブは回転がかかっていても、バウンドが高くなってしまえば強打されてしまいます。とりあえずコートには入るし、回転もかかるけどバウンドが高い時は、トスと打球点の高さに注意してください。

トスが高くてボールの威力があると、ラケットに反発してどうしてもバウンドが高くなってしまいます。また、サーブを打つ高さが台より高ければ高いだけ、バウンドが高くなります。

今よりもう数センチ低い場所で打球してみましょう。

回転がかからない・安定しないとき

YGサーブの回転がかからない原因は主に以下のどれかでしょう

  • 打球点が体から遠い
  • 手首の曲げが足りない
  • 力の入れ方が間違ってる

打球点が遠すぎると、力が加わりにくくなります。なるべく体の内側、近いところにトスを落としましょう。また、手首は最大限内側まで曲げてください。最大限内側まで曲げると、手首の動く範囲が広がり、ボールに当てづらくなりますが、当てられるまで練習です。

さらに、力を入れるのは打球の瞬間のみです。それ以外はリラックスしていた方が、手首の動きが速くなって、より回転がかかるようになります。

YGサーブを使った効果的な戦術

YGサーブはそれだけで強力ではありますが、有効な戦術と一緒に使う事でより勝ちやすくなります。YGサーブでおすすめの戦術を3つ紹介します。

  • フォア前へ下回転
  • バック側へ下回転
  • チキータ封じのYGサーブ

YGサーブに慣れてきたけどなかなか試合で使えない人は、ぜひ参考にしてください。

フォア前への下回転YGサーブ

相手のフォア前に短い下回転YGサーブを出すと、クロスに返球されやすくなります。これはストレートよりも距離が長く、ミスしにくいと相手が考えるためです。それを予測しておけば、レシーブをフォア寄りに想定し、3球目をフォアハンドドライブで振り抜く準備をしておくことができます。

そもそもYGサーブは逆横回転であるため、自分のフォア側に返球されやすいです。よって、3球目攻撃をフォアハンドで攻撃がしやすいです。ただ下回転が弱いと台上ドライブやチキータで攻撃されてしまうので、甘いサーブにならない様に注意しましょう。

バック側への下回転YGサーブ

相手のバックにYGサーブを出した場合、ミドルからややバック寄りに返球される可能性が高くなります。これを予測して、3球目で回り込んでドライブする戦術が有効です。

ただしバック側はチキータレシーブを上手に使ってくることが多いので、必ずしも下回転に対してツッツキで返されれるわけではないことを覚えておきましょう。

チキータを封じるためのYGサーブ

短いサーブに対する横回転が加わったバックハンドドライブのようなレシーブを、チキータといいます。通常のバックハンドドライブやフリックよりレシーブがしやすく、なお回転が強力なため攻撃にもなるという便利なレシーブです。

これを封じるための戦術をYGサーブでも考えてみましょう。

まず低めの逆横下回転YGサーブを使うことで、相手がチキータをしづらくなります。チキータが得意な選手に対しては、ロングサーブを時折混ぜることで相手のタイミングを狂わせるのも効果的です。また、フォア前とバックサイドにバランスよく出すことで、相手の予測を困難にし、安定したレシーブを打たせないようにすることができます。

コースと長さを予測させないだけでも十分、チキータ封じの戦術となるので、サーブを出す際にはそれを意識しておきましょう。

YGサーブの練習方法

YGサーブを試合で使えるようになるまでの効果的な練習方法を段階的に3つ紹介します。

YGサーブの練習方法1.
回転のかけ方を段階的に練習する

YGサーブは難易度の高いサーブなので、一度に全部をマスターしようとせず、段階的に練習することが重要です。

まずはバックサーブを打つようなフォームで、フォア面でサーブをしてみましょう。ラケットを左から右にスイングし、ボールの後ろを擦る感覚を掴むことが最初のステップです。

次に、体を台に対して垂直に構え、通常のフォアサーブの構えからYGサーブを出してみます。体の近くで打球することがポイントです。下回転がある程度安定したら、上回転、ナックル、ロングサーブなどのバリエーションに挑戦してみましょう。

YGサーブの練習方法2.
コースを限定してサーブ練習

狙った回転を打てるようになったら、次は精度を高める練習をしましょう。

相手コートに紙やテープでマーカーを設置し、それを狙う練習です。フォア前、バック前、フォア後ろ、バック後ろなど、様々な位置にマーカーを設定しましょう。下回転、上回転、ナックルなど、各回転を使ってマーカーに当てましょう。

特に「短いサーブ」と「長いサーブ」の区別を明確にすることが大切です。短いサーブは2バウンド目が台を超えない位置、長いサーブは台の奥ギリギリを狙いましょう。

YGサーブの練習方法3.
3球目攻撃のパターン練習

サーブからの3球目攻撃のパターンを練習し、試合での得点力を高めましょう。

パートナーに特定のパターンでレシーブしてもらい、そこからの3球目攻撃を練習します。例えば「フォア前への下回転YGサーブ → 相手のツッツキレシーブ → フォアでの強打」などをパートナーにお願いしましょう。

最初は決まったレシーブをしてもらい、慣れてきたら徐々に自由なレシーブに移行します。これにより、様々な状況に対応する力を養えます。

YGサーブのみでサービスエースをとることも不可能ではありませんが、相手のレベルが上がれば上がるほどそれは難しくなり、3球目攻撃のクオリティが重要になるでしょう。

まとめ

今回はYGサーブについて解説しました。

YGサーブはかなり難易度が高くて、中途半端な回転で打つとただのチャンスボールとなってしまうこともあります。試合で使えるようになるまでしっかりサーブ練習をしておきましょう。

小学2年生以下でなければ、卓球専門店やスポーツ専門店で国際規格と同じサイズの卓球台を購入すれば問題ありません。

自宅に設置する場合は、プレーエリアが十分確保できているかも確認しましょう。狭い場所でのプレーは他者やモノとの接触が起き、怪我をする可能性が高いからです。

卓球台を購入する際は、以下のチェック項目に従うと大きな失敗がないので、おすすめです。

  • 設置場所にプレーエリアを含めた面積があるかの確認
  • バンビサイズにするべきかを検討
  • 台のサイズが公式サイズかの確認

まずは設置場所に十分な面積があるかを、確認することから始めましょう。

卓トレは卓球を好きな人がいつでも練習できるように、24時間・365日営業している卓球練習場です。※一部店舗を除く

高性能卓球マシンを採用しているため、一人でも質の高いレシーブ練習が可能です。

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