「粒高の選手が苦手、、、」
「粒高ラバーにどう攻めればいいかわからない」
「粒高の相手とやったことないけど、どんな特徴があるんだろう」
粒高ラバーを使っている選手が身近にいなければ、粒高について知るチャンスもなかなかないですよね。
粒高は卓球ラバーのなかでも特徴的なラバーです。そのため試合の流れも攻め方も、他のラバーとは大きく変わります。
試合で勝ち進んでいくためには、粒高に慣れておかなければいけません。そこで今回の記事は粒高の特徴からおすすめの戦い方まで解説しました。最後は具体的な練習方法も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
卓球の粒高の特徴と戦略を覚えよう
まずは粒高の特徴を解説していきます。
卓球をやっていない人や初心者の方は「粒高」と聞いても何のことかわからないでしょう。初心者の方は知っておかないと、今後苦労するのでこの記事でしっかり粒高を理解しておきましょう。
粒高ラバーとは?
卓球のラバーには様々なモノがあります。一般的にイメージされやすい表面がツルツルな裏ソフトラバー、小さい粒がついていて回転の影響を受けにくい表ソフトラバーなどがあります。
粒高ラバーは裏ソフトラバーのように凹凸のないラバーではありません。1つの長い粒の様なゴムがビシーッと並んでいるラバーのことです。表ソフトは粒高の粒がとても短いラバーですが、表ソフトの粒が長くなったラバーをイメージしてください。
粒高ラバーは主にペンホルダーの選手やシェークハンドのカットマンなどが使用することが多いです。
粒高との試合の特徴
粒高の最大の特徴は「自分がかけた回転とは逆の回転で返球される」ことです。
ラバーについてる粒が長いため、相手の回転をそのまま受け流すように返球できます。そのため、相手が打った回転と同じですが、跳ね返ったら相手からすると逆回転になっているというわけです。
たとえば、上回転のボールが回転はそのままで、仮に打った側に戻ってきたとしたら、こちらから見るとそれは下回転になりますよね。
粒が長いため、逆回転にするだけでなく相手の影響を受けずに無回転で返すことも可能です。これは粒高を使っている選手の打ち方で打ち分けられています。見極めるためにも相手の打ち方をよく見ておきましょう。
また、バックよりフォアの変化が弱い場合が多いです。なぜなら、バックの方が身体の正面でボールを受け止めるため、ボールが安定するからです。粒高を相手にするときは、フォアサイドを狙いましょう。
粒高対策は必須
試合で勝ち続ける選手になるには粒高対策は必須です。
なぜなら、粒高ラバーとの戦い方は一般的な戦い方とは異なるため、ぶっつけ本番で勝てる可能性は低いからです。また、練習仲間に粒高選手がいれば自然と慣れていきますが、そもそも粒高選手は多くありません。
そのため、いずれ当たるかもしれない粒高選手に勝つ為に対策は必須なのです。
粒高と試合する際の戦略
では、具体的に粒高の選手と試合する際の戦略を紹介します。戦略はあなた自身のスタイルとの相性が重要ですので、練習で試してから試合で用いるようにしましょう。
下回転はロングのツッツキ
こちらがドライブを打つと下回転で返ってきますが、それを再度ドライブで攻めるのはやめましょう。
なぜなら、こちらが強力な上回転のドライブを打つと、同じかそれ以上に強い下回転で返ってくるからです。自分がかけた回転で自滅してしまう恐れがあります。
また、強い下回転を再度ドライブで打つとなると持ち上げるようなボールになりがちです。そうすると相手はそのボールを狙ってカウンターしてくるでしょう。
その狙いを外すためにも、相手の強い下回転は深いツッツキを打ちましょう。ドライブを粒高でブロックされると、一見威力の弱そうな下回転に見えますが、強い下回転がかかっているので注意しましょう。
横回転は使わない
粒高は回転を逆にしてくるため、横回転を交えると回転が複雑になりがちです。
基本的には上か下の一方向の回転のみを使いましょう。上回転と下回転だけでも相手を崩すことは十分可能です。
チャンスボールに要注意
先述の通り、粒高のボールは一見回転が弱いように見えて、とても回転がかかっている場合があります。
こちらが強力なドライブを打った時に、相手のブロックが浮いたとしてチャンスボールに思えても、それはとても強い下回転がかかっています。そうとは知らずにスマッシュを打つとネットにかかってしまいます。
粒高との試合ではチャンスボールは無理に打ち込まないようにしましょう。(返球に粒高ラバーを使われた場合に限ります)。
ドライブを軸に攻めない
ドライブを打って、返ってきた下回転をドライブして、またドライブを打って、といった感じでドライブを軸に攻めるのはおすすめしません。
なぜなら、相手のブロックはどんどん回転が強力になり、あなたのドライブも回転重視の遅いドライブになり、カウンターされやすくなるからです。粒高選手はドライブの対処に慣れています。
相手のドライブをカウンターする練習を沢山しているでしょう。そのため、ドライブで攻める戦略は相手にとって好都合になってしまいます。
フォアサイドを狙う
粒高の特徴としてバックサイドは強い回転をかけやすく、フォアサイドはかけづらいというのがあります。
もちろんフォアサイドも上手な人はいますが、基本的にはバックサイドの方が粒高の特徴を活かしやすいでしょう。そのため、フォアサイドを狙えば相手の流れを作りづらくなります。
特に攻撃のボールはブロックに慣れてるバックサイドではなく、フォアサイドに打ちましょう。
粒高対策の練習方法
最後に粒高対策の具体的な練習法を紹介します。粒高ラバーを使っている選手が練習相手にいない場合でもできる方法も紹介しておきます。
粒高の選手がいる場合①
連続ドライブ
まずは粒高の変化に慣れるために、ドライブを打ってそれを粒高でブロックしてもらい、再びドライブを打ってみましょう。
この練習で粒高によって生み出される逆回転の質を体感できて、ドライブで攻め続けることが得策じゃない事を身をもって実感できるはずです。
また、粒高による返球の中で攻めていいボールと、繋ぐべきボールの違いも見抜けるようになります。
粒高の選手がいる場合②
ドライブ&ツッツキ
粒高に慣れてきたら、ドライブとツッツキを組み合わせて、粒高選手を崩す練習をしましょう。
ドライブを打って返ってきた下回転をロングのツッツキで返球し、そこからは自由という形式がおすすめです。ツッツキが少しでも甘ければしっかりと攻めてもらうように、試合と同じ緊張感を持って取り組みましょう。
ツッツキについては下記の記事で詳しく解説しています。
ツッツキが苦手な方や、ツッツキのやり方がわからない方はぜひご一読ください。
卓球のツッツキとは?練習方法からミスしないコツまで徹底解説
粒高の選手がいない場合①
マシンで上回転&下回転
粒高の選手がいない場合は、卓球マシンを使いましょう。
ドライブを打って下回転が返ってくる、下回転を打って上回転が返ってくる、この粒高との試合の特徴を覚えるためにマシンに交互に配球してもらいます。
下回転にはツッツキ、上回転にはドライブかスマッシュを打ちましょう。頭の中では必ず粒高の選手によって、回転が逆になってくることをイメージしましょう。
粒高の選手がいない場合②
マシンで下回転の強弱打ち分け
ドライブを打ち続け、その中で強力な下回転があったらツッツキで繋げる練習です。
回転の強弱を指定できるマシン限定の練習ですが、弱い下回転と強い下回転を見極める力もつくのでおすすめです。
卓球マシンでの練習方法は別の記事で詳しく解説しています。
マシンでの練習に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は、粒高ラバーを使っている選手の対策を紹介しました。
粒高ラバーの選手は多くありませんが、粒高対策をしていなければ格下だと思っていた粒高の選手に負けることもあり得ます。それだけ特殊な相手になるので、しっかりと対策をしておきましょう!
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