卓球の裏ソフトラバーとは?特徴とメリット、初心者向けの選び方も解説

黒い卓球のラケットとピンポン玉

「裏ソフトラバーにしたいけど、何を選べばいいんだろう?」

「裏ソフトラバーって、どんな特徴があるの?」

「表ソフトと裏ソフトで迷ってる……」

卓球を始めたばかりの頃に最初に悩むのが、ラバーの選び方ですよね。

裏ソフトラバーと一口に言っても、種類はさまざまで、選ぶのはなかなか難しいものです。

そこで今回は、裏ソフトラバーの特徴や選び方について解説します。

記事の後半では「表ソフト」と「裏ソフト」のどちらを選ぶべきかという点にも触れているで、ぜひ最後までご覧ください。

おすすめの裏ソフトラバー3選

裏ソフトを使うならおすすめのラバーを3つ紹介します。

  • テナジー05
  • ファスタークG-1
  • レッドモンキー

裏ソフトを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

おすすめ裏ソフトラバー1.
テナジー05

テナジー05は、回転のかけやすさに特化したラバーです。

筆者もテナジー05が登場した頃に使用しましたが、これほどまでに回転がかかるラバーに出会ったことはありませんでした。サーブやツッツキ、ドライブなど、回転量が大きく増し、威力も向上しました。

また、回転性能に優れているだけでなく、バランスの良さも魅力の一つ。オールラウンドなプレーをする選手にもおすすめです。

おすすめ裏ソフトラバー2.
ファスタークG-1

ファスタークG-1は、回転よりもボールの威力に特化したラバーです。

速くて強いボールを打ち、打ち合いでも負けたくないという選手に最適です。ただし、ラバーが硬めなので、しっかりと振り抜く力がないとボールに威力が伝わりにくいため、非力な初心者にはあまり向いていないかもしれません。

それでも、テナジー05と同様にバランスも良く、打ち合いに自信のあるオールラウンド型の選手に適しています。

おすすめ裏ソフトラバー3.
レッドモンキー

レッドモンキーは、ドライブの打ち合いに強い選手におすすめのラバーです。

台から離れた位置でのドライブに特化しており、ラリー戦が得意なプレイヤーに向いています。

ボールを深くまで飛ばすだけでなく、スピードも強化されているため、下がっての打ち合いだけでなく、前陣での素早いラリーにも対応可能です。攻撃的なスタイルを目指す方にぴったりのラバーです。

卓球の裏ソフトラバーとは?

表面がツルツルで凹凸のないラバーが「裏ソフトラバー」と呼ばれます。

一方、表面に細かな粒があり、凹凸のあるラバーは「表ソフトラバー」といいます。

最も多くの選手が使用しているのは裏ソフトラバーで、その種類も非常に豊富。どれを選べばよいのか悩む方も多いでしょう。

裏ソフトラバーの特徴

裏ソフトラバーの最大の特徴は、回転がかけやすいことです。

凹凸のない表面がボールと広く接するため、包み込むようにして強い回転をかけることができます。

強烈な回転のサーブや、相手のブロックを弾き飛ばすドライブ、ネットに沈み込むようなカットなど、裏ソフトならではのプレーが可能です。

ただし、相手の回転の影響を受けやすいという弱点もあります。強い回転をかけられる反面、それに振り回される可能性もある、いわば諸刃の剣のようなラバーです。

裏ソフトラバーの種類

裏ソフトラバーは、以下の3種類に分けられます。

  • 高弾性
  • ハイテンション
  • 粘着

自分に合ったタイプを選ぶ参考にしてください。

裏ソフトラバーの種類1.
高弾性

高弾性ラバーは、ボールがしっかりとラバーに食い込み、安定したプレーがしやすいのが特徴です。

回転をかける感覚が掴みやすく、初心者に最適です。安定性を重視する選手にも向いています。

裏ソフトラバーの種類2.
ハイテンション

ハイテンションラバーは、よく弾み、回転もよくかかるのが特徴です。

スピードと回転を両立させた威力のあるボールを打ちたい中級者以上の選手に適しています。価格が高めで、コントロールも難しいため、初心者にはややハードルが高いかもしれません。

裏ソフトラバーの種類3.
粘着

粘着系ラバーは、ラバーの表面がベタベタしており、強力な回転をかけやすいのが特徴です。

ボールに食い込ませて回転をかけるのではなく、表面の粘着性を活用するため、特殊な打ち方が必要となり、上級者向けのラバーです。重さもあるため、初心者には扱いづらいでしょう。

筆者は卓球を始めて1年経っていない頃に、回転のかけやすさのみを考えて粘着ラバーを使用したことがあります。確かに回転は良くかかるのですが、打球感が大きく変わるので、打ち方が変わってしまったため、すぐに使用をやめました。

基礎の技術が身についていない方は、選ばないようにしましょう。

裏ソフトラバーの選び方

​​自分の得意なプレースタイルや武器に合わせてラバーを選びましょう。

ラリーの打ち合いが得意ならハイテンション系、サーブやツッツキ、チキータなどの回転を活かすなら高弾性や粘着系が向いています。

苦手な技術は練習で克服できますが、ラバーは自分の強みを伸ばす視点で選ぶのがおすすめです。

ラバーの厚さにも注意が必要です。分厚いラバーはスピードを出しやすい反面、重くなって疲れやすくなります。基本的には中程度の厚さがバランスよく使いやすいでしょう。

筆者はボールのパワーやスピードが弱かったため、分厚いラバーを選んだことがありますが、ラケットがとても重くなって、試合後半で疲れてしまったことがあります。より厚いラバーを選ぶ際は、必ず1つ上の厚みから慣れていくことがおすすめです。

裏ソフトラバーの2つのメリット

裏ソフトラバーのメリットを2つ解説します。

  • 回転をかけやすい
  • 使いやすい

裏ソフトに興味がある方はぜひ参考にしてください。

裏ソフトラバーのメリット1.
回転をかけやすい

裏ソフトラバー最大のメリットは、回転のかけやすさです。

裏ソフトラバーは凹凸のない構造により、ボールをしっかりと捉えることができ、強力な回転をかけられます。

回転の効いたサーブやドライブで相手にプレッシャーを与えることができるのは、大きな強みです。

裏ソフトラバーのメリット2.
使いやすい

裏ソフトラバーは癖が少なく、狙った場所に打ちやすいのが特徴です。

回転がかけやすく、ドライブも打ちやすいうえに、ブロックも威力を吸収しやすいため、基本技術が身に付いてない初心者にピッタリのラバーです。

卓球を初めて間もないうちは裏ソフトラバーを使って、慣れてきたら回転やスピードに特化したラバーへステップアップするのも良いでしょう。

裏ソフトラバーのデメリット

裏ソフトラバーのデメリットは、回転の影響を受けやすいことです。

回転をかけやすいということは、相手の回転の影響も受けやすくなります。

相手の回転が強い場合、サーブやカットに対応しにくくなることもあるでしょう。

ただし、これも技術を磨くことで対応可能です。大きなマイナスとまでは言えないでしょう。

裏ソフトラバーを活かした打ち方

裏ソフトラバーを使うなら身につけたい打ち方を3つ解説します。

  • ドライブ
  • チキータ
  • ツッツキ

裏ソフトを使う方はぜひ参考にしてください。

裏ソフトラバーの打ち方1.
ドライブ

ボールに強烈な上回転をかけるのがドライブです。

強い回転と威力がありながらも、山なりの軌道で相手のコートに入れやすいため、攻撃の手段として最も使われる打ち方です。

ラケットを大きく引いて、面を斜め下にして、ボールの上部を前方向に向かって擦るように振り抜きましょう。

打点はボールの頂点か少し後ろで打つといいでしょう。

裏ソフトラバーの打ち方2.
チキータ

チキータとは台上で横回転や上回転をかけて返すバックハンドレシーブの一種です。

台上でも回転のかかった強いレシーブが打てるので、チキータは裏ソフトラバーを使うのであればぜひ覚えておきたい技術です。

ただ台上という狭い空間で腕のしなりを利用して回転をかけるのはなかなか難しく、中途半端なチキータとなってそれを狙い撃ちされてしまうこともよくあります。

打ち方は、前かがみの姿勢で構えて、体の正面に広いスペースを作るのがポイントです。肘を少し高い位置に上げたら、手首を少し曲げて打球準備に入ります。肘から先を前に出して、腕をムチのようにしならせながら一気にボールを振り抜いて打ちましょう。

裏ソフトラバーの打ち方3.
ツッツキ

ツッツキは、下回転サーブやカットに対する返球方法です。

ボールの下側をスライスするように打ち、下回転をかけて返します。強い回転をかけられると、相手の攻撃を封じることができます。

強力な回転をかけたツッツキはミスを誘発するので、習得しておきたいレシーブの1つです。

裏ソフトラバーの手入れ

ラバーは消耗品です。性能を維持するためにも、練習後には専用のラバークリーナーで表面を清掃しましょう。

ほこりや汚れを放置すると、粘着性が失われ、回転がかかりにくくなります。

初心者は裏ソフトか表ソフトか

初心者には裏ソフトラバーをおすすめします。

使いやすさはもちろんですが、回転をかける技術や、回転に対応する技術が身につくからです。卓球では回転を制することが勝利に直結します。

特にこだわりがないのであれば、まずは裏ソフトから始めてみるのが良いでしょう。

まとめ

今回は、裏ソフトラバーの特徴や選び方、使い方について解説しました。

なんとなくで裏ソフトを選んでいる方も多いかもしれませんが、その性能や特徴を正しく理解し、自分のスタイルに合わせて活用していくことが大切です。

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