卓球のラバーはこう選べ!種類と初心者が選ぶ方法も徹底解説

シェイクハンドラケットとペンホルダーラケット

「ラバーを変えてみたいけど、選び方が分からない」

「ラバーってどれを選べばいいの?」

「今までと違うラバーを使ってみたいけど、多くて選べない」

卓球のラバーは定期的に交換するものですが、初心者にとっては選びづらかったりしますよね。

ラバーの種類も多いですし、同じ種類のラバーでも多種多様なラバーが販売されており悩んでしまうのも無理はありません。

そこで今回は卓球初心者に向けて、ラバーの種類と選び方を解説します。

後半にはラバーを購入する際の注意点も書いてあるので、最後までご覧ください。

卓球のラバーとは?

ラバーとは卓球ラケットの表面を覆うゴム状のモノのことをいいます。赤と黒で色がついている部分です。

ラバーの断面をよくみるとただのゴムではなく、スポンジとラバーシートなど複数の素材でできています。そのラバーの作り1つで、ボールへの回転やスピードが大きく変わります。選手のプレースタイルにも影響し、試合の勝敗にも影響します。

それほどラバーは重要です。値段も1枚5000円以下のものから、1万円以上のものもあります。

卓球のラバーの種類と特徴

まずはラバーの種類とそれぞれの特徴を一挙紹介していきましょう。なお、扱いやすさや回転のかけやすさなどは、卓球初心者から中級者の体感を想定しています。

  扱いやすさ 回転のかけやすさ スピード
裏ソフト
粘着性裏ソフト
表ソフト
粒高
アンチラバー
一枚ラバー

裏ソフト

最も多くの選手が使用しているラバーで、表面に凹凸がなくつるつるしているのが特徴です。

これといった特徴もなく非常に扱いやすいです。回転もかけやすく、スピードも悪くないので、非常にバランスのいいラバーと言えるでしょう。

ラバーによって回転のかけやすさやスピードは大きく変わるので、ラバー選びが楽しくも難しいという特徴があります。

粘着性裏ソフト

見た目は裏ソフトと変わりませんが、表面に粘着性があり、ボールに非常に強い回転をかけやすいのが特徴。

ボールがラバーにひっかかる感触があり、慣れるまで時間がかかり、扱いも難しい上級者向けのラバーです。

表ソフト

表面がつぶつぶしており、短い粒が集合してできているのが特徴のラバー。

ボールにあたる面積が裏ソフトと比べて少ないため、相手の回転の影響を受けにくいという特徴があります。しかし、同時に自分から回転をかけることも難しくなってしまいます。

代わりに、表ソフトはスピードが速いため、速攻型の選手にピッタリのラバーです。サーブで強い回転をかけるためにも、片面を裏ソフトにするのが一般的です。

粒高

表ソフトの粒が長くなり、絨毯のような触り心地があるラバー。

受けたボールの回転を逆にして返球できるという特徴があります。スピードは出しづらく、戦型も粒高用のものになるため、特殊な戦い方を好む人におすすめです。

アンチラバー

相手の回転の影響を受けにくい特徴を持つラバーです。

見た目は裏ソフトラバーとほとんど同じですが、裏ソフトラバーよりつるつるサラサラしています。そのため自分で回転をかけることはほとんどできないラバーです。

しかし、相手の回転の影響を受けないというメリットもあります。また、回転を殺して無回転のボールを打ったり、回転を強くして返したりなど、特殊な戦い方ができます。

特徴が強いラバーなので、玄人向けといえます。ただしプロでも実戦で使っている選手はほとんどいません。

一枚ラバー

ラバーはラバーシートとスポンジで構成されていますが、このスポンジを無くしてラバーシートのみになっているのが、一枚ラバーというものです。

スポンジがない分、スピードや回転をかける力はありませんが、相手の威力を吸収したり、回転を利用するなど、特殊な戦い方ができます。これもアンチラバーと同様に、玄人向けのラバーです。

ラバーの選び方

卓球を始めたばかりの人がラバーをどう選べばいいのか解説します。

まずは打ってみる

ラバーの特徴を解説しましたが、まずは打ってみることが大事。

回転のかけやすさやかけにくさ、スピードの違いなどは打ってみなければわかりません。練習仲間がそれぞれ違う種類のラバーを使っていれば、一度打たせてもらいましょう。

同じ打ち方でボールがどのように変わるかを試してみるといいですね。「こういうボールが打ちたいな」「こういう攻め方をしたいな」というイメージがあれば、その実現に一番近いイメージで打てたラバーを選んでみましょう。

自分の長所、短所から考える

ラバーである程度、プレースタイルは決まります。表ソフトであれば、回転重視ではなくスピード重視の前陣速攻。粘着性裏ソフトなら、カットマンやブロックマン。

あなたがすでに「速い展開が好き」「回転を思いっきりかけたい」「台から離れて打ち合いたい」など、癖や好みがあるなら、それをもとにラバーを選びましょう。

卓球のラバーはいつ変えるべき?

卓球のラバーはゴム製なので、長く使用していれば消耗します。消耗すれば、回転のかけやすさが変わったり、スピードが落ちたりします。使用回数によって変わりますが、だいたい2~3カ月が交換の目安でしょう。

あくまで基準はラバーの消耗具合、練習頻度です。ラバーを買った当初のボールの感触をしっかり覚えておき、違和感を覚えたら交換するようにしましょう。

ただ、同じ種類のラバーでも新品にすればボールの質は大きく変わります。慣れるのにも時間がかかるため、試合直前にラバー変更するのだけはやめましょう。

ラバーの貼り方に注意!

ラバーを買ったら、それをラケットに貼り付けなければいけません。卓球専門のショップならラケットを持っていけば、同時にラバーも貼ってくれます。

しかし、ネット購入や貼り付けサービスがないショップで購入してしまうと、自分で貼るしかありません。接着剤を購入すればできないこともありません。しかし、凸凹になってしまえば公式戦で使えなくなるリスクもあります。

初心者の方はよっぽどの理由がない限り、なるべく卓球専門ショップで貼り付けまでスタッフの方にやってもらうようにしましょう。

まとめ

今回は卓球のラバーについて解説しました。

自分が使っていないラバーについても把握しておくことはとても大切です。なぜなら、知らないラバーを使う選手と試合する際に、特徴が分からずに困ってしまうからです。

裏ソフトラバーを使う方が多いと思いますが、粘着性ラバーやアンチラバーなど特殊なラバーを使って卓球するのもとても楽しいのでおすすめですよ。

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