
「卓球の段位ってなんだろう」
「初段はどうやったら取れるんだろう」
「10段の選手ってだれ」
卓球をやっている人でも意外と段位のことを知らない人は多いです。
有名な選手が何段で、初段がどれだけ難しいのかもわからないですよね。
今回の記事は段位の取得方法と難易度を徹底的に解説します。最後まで是非ご覧ください。
目次
卓球の段位制度とは?
卓球の段位制度は、日本卓球協会が認定する制度です。10段を最高位として、初段から10段階の段位があり、さらに1級から5級までの級位が設定されています。
段位には「戦績段位」と「名誉段位」の2種類があります。戦績段位は、全国大会での成績に基づいて認定される純粋な実力評価です。一方、名誉段位は、卓球界への貢献度や普及活動の功績によって授与されるもの。どちらも正式な段位として認められていますが、取得方法が異なります。
この段位制度は、単なる名誉だけでなく、選手のモチベーション向上や目標設定にも役立っています。全国大会に出場すると、ゼッケンに段位の数字が表示されるため、対戦相手の実力を把握する指標にもなるのです。ただし、段位取得の難易度は想像以上に高く、初段取得でさえ県代表レベルの実力が必要となります。
段位の審査認定基準【初段〜10段】
段位の認定基準は明確に定められており、それぞれの段位に応じた実績が必要です。ここでは、初段から10段までの具体的な取得条件を詳しく見ていきましょう。
初段:全国大会出場で取得可能
初段は全国大会への出場権を獲得することで取得できます。
対象となる大会は、全日本卓球選手権大会、全日本社会人卓球選手権大会、全日本実業団選手権大会、国民体育大会、全日本クラブ選手権大会(1部)の5つです。これらの大会で都道府県代表として出場すれば、初段の資格を得ることができます。
ただし、「県代表になれば簡単」というわけではありません。各都道府県の予選を勝ち抜く必要があり、競技人口の多い地域では、県代表になること自体が非常に困難です。
つまり、初段取得は一般的なプレーヤーにとって大きな壁となっており、相当な実力と努力が必要になるのです。
2段〜3段:全国大会での勝利数で決定
2段と3段は、全国大会での勝利数によって決まります。
2段は該当年度に全国大会で2回勝利するか、都道府県大会で優勝することが条件です。3段になると、全国大会で3回勝利するか、地域ブロック大会で優勝する必要があります。
この「勝利数」というのがポイントで、単に出場するだけでなく、実際に勝たなければなりません。
全国大会には各都道府県の強豪選手が集まるため、1回勝つだけでも相当な実力が必要です。2回、3回と勝ち進むには、県内でもトップクラスの実力が求められます。
また、都道府県大会やブロック大会での優勝という選択肢もありますが、これらも簡単ではありません。特にブロック大会は複数県の上位選手が集まる大会であり、優勝は至難の業といえるでしょう。
4段〜6段:全国大会入賞レベル
4段以上になると、全国大会での入賞が必要になります。
4段はベスト8、5段はベスト4(準決勝進出)、6段は優勝または国際試合の日本代表という条件です。このレベルになると、もはや一般的なアマチュア選手では到達困難な領域といえます。
5段のベスト4、6段の優勝となると、プロ選手や実業団のトップ選手レベルの実力が必要です。
国際試合の日本代表という選択肢もありますが、これも同様に高いハードルです。日本代表に選ばれるには、国内大会での優秀な成績に加え、世界で戦える実力が必要となります。
7段〜10段:世界レベルの成績が必要
7段以上は、世界レベルでの活躍が求められます。
7段は全日本選手権大会での優勝、8段はアジア大会での優勝、9段は世界選手権での優勝、そして10段はオリンピックでの金メダル獲得が条件となっています。
10段保持者は極めて限られており、水谷隼選手や伊藤美誠選手など、オリンピックで金メダルを獲得した選手のみが到達できる最高峰の段位といえます。
名誉段位:卓球界への貢献
名誉段位は、競技成績だけでなく、卓球界への貢献度によって授与される特別な段位です。長年の役員歴、公認審判員としての活動、卓球の普及・発展への功績などが評価対象となります。
例えば、地域での卓球教室を長年開催してきた指導者や、大会運営に尽力してきた役員などが対象となることがあります。競技力では段位取得が難しい方でも、別の形で卓球界に貢献することで段位を取得できる道があるということです。
ただし、名誉段位も簡単に取得できるものではありません。長年にわたる継続的な貢献が必要であり、日本卓球協会からの推薦や審査を経て授与されます。
段位取得の難易度
段位取得の難易度を理解することで、目標設定がより現実的になります。ここでは、段位別の難易度を詳しく解説します。
初段〜3段
初段から3段までの取得難易度は、一般プレーヤーにとって非常に高いものです。
初段は県代表レベルの実力が必要で、これだけでも卓球を本格的に取り組んでいる選手の中でも上位に位置します。中学・高校で全国大会を目指して日々練習している選手でも、初段取得は簡単ではありません。
2段・3段になると、さらにハードルが上がります。
全国大会で複数回勝利するということは、県代表の中でも上位の実力が必要。都道府県によって競技レベルに差はありますが、どの地域でも相当な実力者でなければ達成できません。
高段位(7段以上)
7段以上の高段位は、もはや一般的なアマチュア選手では到達不可能なレベルです。
全日本選手権での優勝が必要な7段でさえ、日本のトップ選手しか到達できません。現役のプロ選手や実業団のトップ選手でも、7段を取得している選手は限られているのが現状です。
8段以上になると、国際大会での優勝が条件となるため、世界トップレベルの実力が必要です。
日本は卓球大国の一つですが、中国をはじめとする他の強豪国との競争は激しく、国際大会での優勝は極めて困難です。9段、10段となると、歴史に名を残すレベルの選手のみが到達できる領域といえるでしょう。
このように、高段位の取得は現実的には非常に困難であり、多くの選手にとっては夢の領域となっています。
段位を取得しやすい2つの大会
初段取得を目指す方にとって、どの大会を狙うかは重要な戦略となります。ここでは、比較的出場しやすい3つの大会を紹介します。
全日本実業団卓球選手権大会
全日本実業団選手権は、官公庁や企業、学校など同一団体で働く正社員・契約社員(1年以上)・嘱託などが対象の大会です。学校は教師や職員のみで、学生は出場できません。
出場チーム数が他の全国大会と比べて少ないため、予選通過の可能性が比較的高いといえます。ただし、会社に卓球部がある、または新たに創設する必要があるため、社会人限定となります。
企業の卓球部は、大企業だけでなく中小企業でも登録可能です。最低3名のチームメンバーがいれば参加できるため、同僚と協力してチームを作ることも可能。会社の理解と協力が得られれば、初段取得への現実的な道となるでしょう。
ただし、実業団にも強豪チームは存在するため、簡単に勝ち進めるわけではありません。それでも、他の大会と比較すると出場のハードルが低いのは事実です。
全日本クラブ選手権大会
全日本クラブ選手権は、クラブチームに所属している選手が出場できる大会です。
ただし、段位取得の対象となるのは1部のみなので注意が必要。2部以下では段位取得はできません。
クラブチームは全国各地にあり、多くが新規メンバーを募集しています。実力に応じたチームを選べるため、自分のレベルに合ったクラブに参加しましょう。チームメイトと切磋琢磨しながら、全国大会出場を目指すことができます。
1部への昇格や維持は簡単ではありませんが、チーム一丸となって目標に向かう楽しさもあります。個人競技である卓球を、チームスポーツとして楽しみながら段位取得を目指せる大会です。
段位取得に必要な費用
段位を取得する際には、認定料が必要となります。
初段は10,000円から始まり、段位が上がるごとに金額も上昇。10段になると100,000円の認定料が必要です。19歳未満と大学生には割引制度があり、約半額で取得可能となっています。
段位認定料一覧
| 段位 | 一般 | 19歳未満・大学生 |
| 初段 | 10,000円 | 5,000円 |
| 2段 | 15,000円 | 7,500円 |
| 3段 | 20,000円 | 10,000円 |
| 4段 | 30,000円 | 15,000円 |
| 5段 | 40,000円 | 20,000円 |
| 6段 | 50,000円 | 25,000円 |
| 7段以上 | 要問合せ | 要問合せ |
この費用は段位取得時の一回のみの支払いで、更新料などは不要です。一度取得した段位は生涯有効となります。
ゼッケンの数字の意味と段位表示
全国大会に出場すると、選手のゼッケンに段位を示す数字が記載されます。
例えば、「1」と書かれていれば初段、「3」なら3段という具合です。この表示により、試合前に相手の段位がわかるため、戦術を立てやすくなります。
ただし、段位が高いからといって必ず強いわけではありません。段位は過去の実績に基づくものであり、現在の実力を正確に反映しているとは限らないのです。
また、段位を持っていない選手は「0」または無記載となります。しかし、段位を持っていなくても強い選手は多く存在するため、油断は禁物です。
2024年からの制度変更点
2024年から段位制度に重要な変更が加えられました。
まず、級位(1級〜5級)の新規認定が廃止されています。既に取得している級位は有効ですが、新たに級位を取得することはできなくなりました。
また、出場回数による段位取得制度も廃止されています。
以前は、全国大会に一定回数出場することで段位が上がる制度がありましたが、現在は純粋に成績のみで判定されるようになりました。これにより、段位の価値がより明確になったといえるでしょう。
現役選手の段位例
現役トップ選手の段位を見ると、意外にも7段程度の選手が多いことがわかります。これは、8段以上の取得条件が国際大会での優勝という極めて高いハードルに設定されているためです。
例えば、全日本選手権で複数回優勝している選手でも、国際大会での優勝経験がなければ7段止まりとなります。段位と現在の実力は必ずしも一致しないため、段位だけで選手の強さを判断することはできません。
有名選手の段位(※編集部調査)
| 選手 | 段位 | 主な実績 |
| 伊藤美誠 | 10段 | オリンピック金メダル(混合ダブルス) |
| 水谷隼 | 10段 | オリンピック金メダル(混合ダブルス) |
| 戸上隼輔 | 9段 | 世界選手権優勝 |
| 張本智和 | 8段 | アジア選手権優勝 |
まとめ:段位取得を目標にする価値
卓球の段位取得は確かに難易度が高く、初段でさえ一般的には県代表レベルの実力が必要と言われています。
しかし、だからこそ段位取得は卓球人生における大きな目標となり、モチベーション維持にもつながります。初段を取得できれば、それは十分に誇れる実績といえるでしょう。
段位取得を目指すことで、練習への取り組み方も変わってきます。明確な目標があることで、日々の練習にも張り合いが生まれ、技術向上への意欲も高まるはずです。
まずは初段取得を目標に、地道な練習を積み重ねていくことから始めてみてください。段位という明確な指標があることで、自分の成長を実感しながら、卓球をより深く楽しむことができるはずです。
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