【卓球】シューズの選び方から初心者へのおすすめまで徹底解説

複数のシューズ「卓球シューズってどれを選べばいいの?」

「初心者におすすめのシューズを知りたい」

「体育館シューズじゃダメなの?」

卓球を始めた時に悩むのがシューズ選びです。種類が多くて、どんな機能が必要なのかもわからないと、決めるのがなかなか難しいものですよね。

筆者も初めて卓球シューズを買うときは、どれを選べばいいのかが全く分かりませんでした。

そこで今回は、卓球シューズを選ぶポイントから具体的におすすめのシューズまで解説します。記事後半には買い替えのタイミングも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

卓球でシューズが重要である理由

卓球は前後左右に動くスポーツで、素早いフットワークが求められます。床をしっかりと踏ん張れるシューズでなければ、素早く動けません。

また、卓球は体育館で行われるため、床が滑りやすくなっていることもあります。

試合中にかいた汗で床が滑りやすくなるなんてこともよくあることです。そういった状況でも、しっかりと踏ん張れるシューズでなければいけません。

 

そして俊敏に動くためには靴自体が軽量である必要もあります。

重たいシューズであればあるほど、動きは遅くなってしまいますし、疲労が溜まってしまうからです。そのため、一般的なシューズよりも軽さを重視しなくてはいけません。

シューズに関する卓球のルール

卓球専用とされるシューズ以外でも、大会への出場は可能です。

卓球のシューズに特別な規定はありません。バスケットボール用のモノでも、バドミントン用のモノでも、一般的な体育館用シューズでも出場可能です。

なお、体育館を使用するためのマナーとして、床に傷をつけたり、色を付けてしまうようなシューズは避けるべきです。

卓球シューズの特徴

卓球専用のシューズはどんな違いがあるのかを解説します。違いは主に以下の3つです。

  • 軽い
  • 足首が動かしやすい
  • フットワークがやりやすい

卓球専用シューズの使用を検討している方はぜひ参考にしてください。

特徴1.軽い

卓球シューズは片足で約200g~300g程度の重さです。

バスケットボールシューズは、約400g~500gの重さと比べると100g以上軽く設計されています。

シューズが重ければ、疲労の原因にもなってしまうため、卓球においてシューズの軽さはとても重要です。

特徴2.足首が動かしやすい

卓球のシューズはいわゆるローカット型で、くるぶしの下あたりの高さで設計されています。

これによって足首が自由に動かしやすく、左右への踏み込みや、足を広げるフォームや、飛び付きのフットワークがやりやすくなり、試合でのパフォーマンスが向上します。

特徴3.フットワークがやりやすい

卓球シューズは靴裏のグリップ力の設計に特に力を入れているものです。

卓球は前傾姿勢を保って素早く動かなくてはいけないため、爪先重心になります。

そうなった時にどれだけ早く動けるか、動き続けられるかに特化しているのが卓球シューズです。

卓球は前後よりも左右のフットワークが多いため、左右方向には特に滑りにくい構造になっているシューズもよくあります。カットマンなど、前後に大きく動くプレースタイルの場合は、前後のフットワークがやりやすいかも重要なポイントですね。

卓球シューズの選び方のポイント

卓球専用シューズは沢山あるため、選び方を把握しておくことが大切です。以下3つのポイントを解説します。

  • 柔らかさ
  • 滑りにくさ

卓球シューズを初めて選ぶ方はぜひ参考にしてください。

選び方のポイント1.柔らかさ

初心者のうちは、クッション性の高い卓球シューズを選びましょう。

クッション性が高いシューズは、着地時の衝撃を緩和し、足への負担を軽減します。長時間の練習でも疲れにくいので、初心者には最適です。

子どもの場合:成長期で足に負担がかかりやすいため、特にクッション性を重視しましょう。

大人初心者の場合:運動不足で足腰に不安がある方も、クッション性重視がおすすめです。

選び方のポイント2.滑りにくさ

卓球シューズは、特にグリップ力が高いものを選ぶことが大事です。

グリップ力とは、床を掴む力のことを意味します。動いていても「ピタっ」と止まったり、反対に急に動き出すときに「グっ」と踏ん張ったりできるものが、グリップ力の高いシューズです。

人によって動き方や力の使い方が若干異なります。必ず試着をして、いつもの動きをした際に滑ることがないかをチェックしましょう。

選び方のポイント3.形

卓球シューズは、普段履いている靴より0.5~1cm程度大きめを選ぶのがおすすめです。

卓球は、前後左右に素早く動くスポーツであるため、足に余裕を持たせることで、動きやすく、ケガの予防にもなります。

なお、つま先に余裕のあるサイズを選ぶことが大切です。

なぜなら、小さすぎるとつま先が丸まってしまい足を痛める原因になるからです。

一方、大きすぎると足が内部で動いてしまい、靴擦れを起こす恐れがあるので注意しましょう。

子どもの場合:成長を見込んで少し大きめを選びがちですが、1cm以上大きいと逆に危険です。

大人の場合:足のサイズが安定しているので、0.5cm程度大きめが理想です。

卓球シューズを選ぶときの注意点

卓球シューズを選ぶときに注意してほしいポイントが3つあります。

  • 必ず履いてから選ぶ
  • 卓球の動きをしてみる
  • 大会直前に買い替えない

シューズを選ぶ日が決まっている方は、ぜひチェックしてください。

注意点1.必ず履いてから選ぶ

シューズ選びでは実際に足を通してみることが最も重要です。同じサイズ表記でも、メーカーやモデルによって履き心地が大きく異なることがあります。

ネットなどで購入して、甲の高さが違ったり、もしサイズが合わなかったりしたら、迷わず返品やサイズ交換を依頼しましょう。

仮に、サイズ違いの卓球シューズを履き続けていると足を痛めるだけではなく、フォームが変になり卓球が上手くなりません。

注意点2.卓球の動きをしてみる

サイズだけではなく自分の足に合っているのか、実際に履いてみてフットワークの動きなどして判断することを忘れないでください。

店頭では、軽くステップを踏んだり、左右への動きを試したりして、実際のプレー感覚を確認することが大切です。

足首の動きやすさ、グリップ感、安定性などを総合的にチェックし、自分のプレースタイルに合うかどうかを判断しましょう。

注意点3.大会直前に買い替えない

卓球シューズは消耗品ですが、新しいシューズに慣れるまでには時間がかかります。

大会直前での買い替えは、慣れないシューズによるパフォーマンス低下や怪我のリスクを高める可能性があります。

新しいシューズは、十分な練習期間を設けて徐々に慣らしていくことが重要です。最低でも大会の2-3週間前には新しいシューズでの練習を始めることをおすすめします。

初心者におすすめの卓球シューズ

初めて卓球シューズを購入する際におすすめのモノを3つ紹介します。

3つの一覧と比較は下の表をご覧ください。

シューズ名 価格(税込) 特徴 どんな人に向いているか
レゾラインレイス(バタフライ) 7,110円 バランス型 初めての卓球シューズを探している人
ウエーブカイザーブルク8(ミズノ) 11,000円 幅広設計 足幅が広い人・子どもの成長期
DYNAFEATHER(アシックス) 15,000円 安定感重視 クッション性が欲しい人

おすすめ卓球シューズ1.レゾラインレイス(バタフライ

バタフライのレゾラインレイスは、卓球専用に開発された靴型が使用されています。そのためフィット感があり、履き心地も抜群です。

価格は7,110円(税込)です。(出典:レゾライン レイス|製品情報

グリップ力も十分あり、卓球初心者にピッタリの一足となっています。

おすすめ卓球シューズ2.ウエーブカイザーブルク8(ミズノ

靴幅が広く設計されており、履きやすさが抜群でさらに軽量設計されています。26㎝片足で245gなので、かなり軽いシューズです。

価格は11,000円(税込)となっています。(出典:ウエーブカイザーブルク8(卓球)|81GA2420|シューズ – MIZUNO

足の成長が早い成長期の子どもや、足幅が平均より大きい人におすすめです。

おすすめ卓球シューズ3.DYNAFEATHER(アシックス

少し価格は高いですが、クッション性が高く安定感がある一足がアシックスのDYNAFEATHER。

このシューズは高いクッション性を実現しながら、多方向への素早い動きのしやすさも叶えたもので、素早く動きたいかつ疲れにくいシューズが欲しいという人にピッタリでしょう。

価格は15,000円(税込)です。(出典:DYNAFEATHER | WHITE/BLACK | メンズ 卓球 シューズ

デザインも白、シルバー、黒とかっこいいものが多く、人気の一足です。

卓球シューズを買い替えるタイミング

卓球シューズは消耗品です。使い続ければ続ける程、グリップ力が低下したり、穴が開いたりするでしょう。

以下のチェックリストは、おすすめの買い替えのタイミングです。当てはまるものがあれば、シューズの買い替えの検討をおすすめします。

  • 思った位置で止まれない
  • 動き出しが鈍くなった
  • 反応が悪くなった
  • 「すべるようになった」と感じる
  • 靴底のゴムの溝がなくなってツルツルになった
  • グリップ力の低下を感じる
  • 靴底に穴が開いた
  • アッパー(甲の部分)が破れた
  • ソールが剥がれてきた
  • クッション性が失われた
  • 足にフィットしなくなった
  • 臭いが取れなくなった

特にグリップ力の低下は、怪我にもつながるため注意してください。

また、大会前の時期や部活入部時期であれば、いつも以上に細かくチェックしておくことが大切です。

まとめ

今回は卓球シューズについて解説しました。

卓球シューズは、プレーのクオリティと安全性を大きく左右する重要な用具です。

ルール上は専用シューズでなくても問題ありませんが、フットワークの向上や怪我の予防のためには、卓球専用シューズの使用を強くおすすめします。

選ぶ際のポイントは、クッション性・グリップ力・フィット感の3点を重視し、必ず実際に履いて動きを確認することです。

まずは、今のシューズを見直してみましょう。

 

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